音楽家を目指すなら音高・音大へ進むべきか

こちらへの投稿は久しぶりになってしまいました💦
いよいよ今年も残り1ヶ月となり、寒さも深まってきましたね❄️
コロナの感染拡大も心配になってきましたが、日々出来ることを精一杯やっていけたらと思っています❣️
さて、今日はタイトルにもあるように、「音楽家の道を目指すなら音高・音大へ進むべきか」ということについて、私なりの考えを述べていきたいと思います✨

私自身は、中学から音楽コースのある学校へ進学し、そのまま高校、大学と音楽科のある学校で学んできました。

実は、小学生の時は中学受験勉強もしていて、4年生から塾に通っていました。
当初は音楽科のない女子校を目指して勉強していたのですが、小学6年生の夏ぐらい?に音楽科のある中学校があることを知り、急遽そちらの学校を受験することに。
当時通っていた塾の先生には、今までこんなに勉強頑張ってきたのに勿体無い!と何度も言われましたが(笑)、とりあえず記念受験だけすればいいや、と受講する科目も2科目に変更。

更には、5歳の頃からバレエも続けていて、バレエの道へ進むことも一時期考えていました。
こちらに関しては、当時バレエを教えてくれていた叔母に、「彩ちゃんはあんまりバレエは向いてないからピアノの道に進むべきじゃないかしら」とバッサリ斬られ(笑)、私自身もバレエよりはピアノの方が向いてるかも?と感じていたので、中学になってからすぐに辞めました。

そんなわけで、小学校時代はピアノ一筋というわけではなく、わりと多忙な日々を過ごしていたので、ピアノの練習も毎日30分ぐらいしかしていませんでした😝(笑)

もちろんコンクールも受けていましたが、その頃はまだ良い結果も出せず、本選まで進むことしかできませんでしたが、この頃はとにかくピアノが弾くのが楽しかったので、あまり結果は気にしていませんでした。

その後、音楽科のある中学校に進み、周りの子のレベルの高さに圧倒されるわけですが、、😱
やはりこういった音楽家を目指す子たちに囲まれながらの生活はかなり刺激的で、そこから私もかなり本格的にピアノに入れ込むようになったと思います!

1日3時間の練習は当たり前、朝早めに学校に着いて2時間練習してから授業を受けて、帰りにもまた2時間練習なんて子もいましたし、如何に日々練習時間を確保するかということに燃えてましたね🔥

中学から教えていただいた先生が、ものすごーーーーーく怖い先生だったこともあり(笑)、練習をサボるなんてことは考えられませんでしたし、とにかく1週間でどこまで仕上げられるか日々焦りながら過ごしていたと思います。

ただ、授業の内容に関しては、ちょっと聴音やソルフェージュの時間が多すぎかなぁ?という感じもあり、今思えばその分他のことを学びたかったなぁと。
これはもしかしたら人それぞれ感じ方が違うかもしれませんが、私は小学生の頃から聴音・ソルフェージュはかなりやってきて得意だったため、そこまでやらなくてもできてしまったというのもあるかもしれません。
もちろん聴音・ソルフェージュは演奏をする上でとても大事な要素で、基本中の基本ではあるので音楽を学ぶ者にとって欠かせない科目ではあるのですが、週に3〜4回もなくてもいいのでは?と思ったり。

あと、これも私の主観になってしまうのですが、中学校までは普通の中学に通いながら専門的な勉強をしつつピアノの練習に励む形でも、そう変わらなかったような気もします。
もちろん仲間と切磋琢磨し合うことで、私自身の音楽に対する意識は変わりましたが、それはコンクールなど受けるだけでも刺激は十分に受けられますし、最終的には自分との闘いになってくるので、どんな環境でもピアノの技術を高めることはできると思っています。


ここで、実際、教えていた生徒さんにも音高・音大に進学した生徒さんがいたので、少しだけ。中3の夏に音高受験を決めた生徒さんのお話です。

それまで、全く音楽の道に進むという話は聞いていなかったので正直かなり驚きました。また、今まで音高音大受験に必要な専門的な内容まで掘り下げてレッスンしていなかったため、受験まで半年もない中でそれらを全て詰め込むのは本当に大変なことですし合格できるかは本当に未知数な状態でした。

音高受験となると、まず実技課題にツェルニー 40番以上の練習曲、ベートーヴェンのソナタ程度の自由曲、そして聴音、楽典などの筆記科目があります。

実技課題のみならず、筆記科目も全くの一から仕上げていかなければならなかったため、それはそれは本当に大変でしたが、努力の甲斐もあり見事に合格💮

ただ、もう少し早めの決断があったら、もう少し余裕を持って準備できたかなぁと思います😅
特に聴音などは普段から訓練していないと急にできるものではないので、慣れるまでに結構な時間がかかります。

音楽の道へ進むかどうかを子どもの頃から決めるのはなかなか難しいとは思いますが、もし少しでも音楽の道へ進もうかなと選択肢の一つに入れている方は気軽な気持ちで先生に相談してみるのが良いかと思います✨

少し話が脱線してしまいましたが、、音高・音大を受験してもしなくても、音楽家を目指すのに必要な課題は沢山あります。

日頃のレッスンでそれらをしっかりサポートしていくことは可能ですし、その子自身の考えや希望に沿って音高・音大への進学について考えていくのがベストなのではないか?と思います✨

色々な可能性を持っている子どもたちだからこそ、音楽以外のことも沢山学んでほしいし、その中で本気で音楽に向き合いたいと思ってもらえた時には全力でサポートいたします❣️


というわけで、少々長くなった上にあまりまとまりのない文章になってしまいましたが、、

「音楽家を目指すなら音高・音大を進むべき?」の問いに対する私の答えは、

「必ずしも音高・音大に行かなければならないわけではなく、レッスンの中で音楽家に必要な課題をこなしていくことも可能!

一番大切なのは、自分が将来どうなりたいかというビジョンを明確に持った上で、自分自身としっかり向き合う覚悟を持つこと。」

です。

Pianisticでも、音高・音大受験をする方専用のコースがあるので、お気軽にお問い合わせください✨














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